CAT. NO. DCL0028
HX1
脳へのRNA送達研究用イオン化脂質
HX1 はアセタール含有疎水鎖を持つヒドロキシジン由来イオン化脂質です。脳への mRNA および CRISPR–Cas9 送達用 LNP で検討され、本研究の生体内脳送達スクリーニングで主要候補となりました。前臨床の結果であり、製剤条件に依存します。
25 / 50 / 100 mg:見積りと合成評価をご依頼ください。価格、純度、在庫、納期は要確認です。
見積り依頼製剤と生体内データ
本論文からは HX1 を優先します。生体内脳送達で最も高い結果を示し、レポーター遺伝子編集、非ヒト霊長類への送達、Il10 mRNA 研究へ進められました。個別の細胞試験で他の脂質が高値でも、脳への生体内送達の優位性を意味しません。
報告モル比:HX1 : DOPE : コレステロール : DMG-PEG 2000 = 20 : 30 : 40 : 0.75。合計 90.75 の比率単位であり mol% ではありません。イオン化脂質:mRNA の質量比は 10:1 で、N/P ではありません。INano L/L+(Micro&Nano)によるマイクロ流体混合を使用し、脂質はエタノール、RNA は 10 mM クエン酸緩衝液(pH 3.0)に溶解しました。
Fluc mRNA 0.5 mg/kg を単回静脈投与し、6 h 後に評価。各群 n = 4。HX1 LNP の脳発光が最も高く、本研究の MC3 製剤の約 30 倍でした。投与量の脳移行率ではなく、レポーター信号の比較です。
出典: Fig. 2e,f; Methods.
脳に限定した送達ではなく肝臓・脾臓への分布も認められました。ヒドロキシジンの承認は HX1 の承認や臨床安全性を意味しません。DC Chemicals は脂質のみを供給します。文献の結果は製剤、RNA、調製・実験条件に依存し、製品性能を保証しません。
仕様
| CAT. NO. | DCL0028 |
|---|---|
| 分子式 | C55H94ClN3O7 |
| 分子量 | 944.82 |
| 立体化学/形態 | 図示された中性親化合物で、対イオンは指定していません。潜在的な不斉炭素 3 個の立体配置は原資料で未指定であり、単一異性体とは記載しません。 |
| SMILES | CCCCCCOC(C)OCCCCCCN(CCCCCCOC(C)OCCCCCC)CCCCCC(=O)OCCOCCN1CCN(C(c2ccccc2)c2ccc(Cl)cc2)CC1 |
分子式と平均分子量は確認した構造から計算しました。SI の 943.7 はモノアイソトピック質量に対応し、平均分子量は 944.82 です。
出典: Supplementary Fig. 1a.
参考文献
1. Meng Tian, Leiming Wang, Zhengwei Liu et al. Rational design of lipid nanoparticles for brain delivery of RNA therapeutics. Nature Nanotechnology (2026). DOI: 10.1038/s41565-026-02326-7.
出典: Fig. 2–6; Methods; Supplementary Fig. 1a, 6, 14–17, 22–27.
